- 備考
- #1辟(きみ)。天子。君主。人々を治めるもの。法となるもの。辟(つか)える対象。
- #2辟(め)す。自分の力の及ぶ範囲にひっぱる。自分の治めているところに呼び寄せて辟(つか)えさせる。法の及ぶ範囲に至らせる。
- #3辟(つみ)。重い刑罰。もと腰斬りの刑罰をいう。
- #4辟(ひら)く。切り開く。開拓する。
- #5辟(さ)く。切りとられてなくなる。僻に通ず。
- #6避ける。去る。切り取りさって一切関知せず。
- #7辟(おさ)める。仕置きする。取り締まる。法則にしたがって処置する。
- #8辟(つか)える。辟事する。それに則りつかえる。
- #9尸(し)+口+辛(しん)。尸は人の側身形、口は肉片、辛は把手(とって)のある細身の曲刀の形。曲刀によって腰間の肉を切り取る刑罰の法を示す。刑辟を意味する字。卜辞の「多辟臣」は罪辟によって神の徒隷とされたものの意。(字通)
- #10法なり、卩(せつ)に従ひ、辛に従ふ、其の辠(つみ)を節制するなり、口に従ふは、法を用ふる者なり、凡そ辟の屬は皆な辟に従ふ。(説文解字)
- #11人+辛(刑罰を加える刃物)+口。人の処刑を命じ、平伏させる君主をあらわす。また、刃物で切り裂く刑罰。(漢字源)
- #12(字通)