漢字↑

17画

訓読み
  • 1.いえど-も#1
  • 2.これ#2
  • 3.ただ#3
音読み
  • 1.スイ
成り立ち
漢字構成
  • 1.⿰虽隹
発音
  • 1.suēi
  • 2.suéi
表示
  • 1.U+96D6
  • 2.雖
異体字
簡体字
声符「唯」
声符「隹」
関連
雖の熟語

説文解字↑

蜥蜴(せきえき)に似て大なり、虫に従ひ、を聲とす。

音韻↑

広韻目次:上平6脂

IPA
swi
ローマ字
syi/svi
反切
声母
声調
平声
小韻
平水韻
等呼
合口三等韻
韻摂
韻部
脂A

書体↑

  • 楷書
  • 行書
  • 草書

参考文献:::雖↑

  • (これ)を(たと)ふるに、川流(せんりゅう)の浅き、其の勢(せい)の駛漲(しちょう)すと(いえど)も、猶(な)ほ(ある)ひは(わたる)べし、淵海(えんかい)の深き、汪洋(おうよう)(こ)として(はか)る可(べ)からざるなり。(論語注:伊藤仁斎「論語古義」
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漢字源字通
注解
*1隹は鳥の象形で鳥占、その神意をはかることを惟といい、祝告の器である(さい)で祈って神意の応答あるを唯といい、雖はそのが蠱(こ)に禍されて保留・限定の意となる。
備考
#1雖(いえど)も。たとえそうだとしても。
#2指し示す語。唯(これ)は肯定、雖(これ)は否定的な条件をもつ。
#3唯(ただ)は肯定、雖(ただ)は否定的な条件をもつ。
#4声符は唯(説文解字)
#5虫の形+音符隹。もと、虫の名。いまは「こうだとしても」と仮定の意をあらわす。(漢字源)
#6口+隹(すい)+虫。口は祝祷を収める器の形で(さい)、隹は鳥占(とりうら)、虫は蠱(こ)で呪詛(じゅそ)の意。祈りに呪詛が加えられているので、唯に対して停止条件が加えられ、逆接態となって「いえども」となる。説文に虫の名とするが、その用義例はない。(字通)
#7字通

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