漢字↑

16画

音読み
  • 1.セツ
成り立ち
漢字構成
  • 1.⿰𡴎辛
発音
  • 1.xüē
  • 2.
  • 3.
表示
  • 1.U+8FA5
  • 2.辥
異体字
声符「𡶫」
声符「辥」

説文解字↑

(つみ)なり、に従ひ、𡴎を聲とす。

音韻↑

広韻目次:入17薛

IPA
sĭɛt
ローマ字
siet
反切
声母
声調
入声
小韻
平水韻
等呼
開口三等韻
韻摂
韻部
仙A

書体↑

  • 楷書

字通の𡴎の部では、と共に、「𡴎に辛を加えることが、罪辟・災厄とされたのであろう」と記している。
𡴎は軍行に奉じる祭肉で、辛を加えるとは分与すること、即ち、軍を分けて派遣する意であるから、これをみだりにするのは災いだとの意であろう。
しかしながら、辥の項では、説文の「辠(つみ)なり」、玉篇の「死刑なり」と訓するのを挙げ、これらは辟(へき)の字義であって、辥を罪辟の辟と誤ったものであろうとしている。
辥・孼どちらも「罪辥」を本義とするとのことであるから、「𡴎に辛を加えることが災いである」との説の方が妥当性を感じる。

参考文献:::辥↑

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字通
備考
#1声符は𡶫(説文解字)
#2𡴎(げつ)+辛(しん)。𡴎𠂤肉(しにく)を上から繫けている形。辥のは、卜文・金文の字形によると、(けん)に従っており、𠂤肉(しにく)を切る曲刀。軍に赴くときには、その肉を奉じ、奉ずるものを𠂤の初文、分遣するを遣という。それで辥には治める意がある。説文に「辠(つみ)なり」と訓するのは、(へき)と誤ったものであろう。(字通)

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